イタリアのスパは正直オススメしない!日本人の私が素直にレビューします

イタリアのスパ(SPA)と言えば、ちょっと贅沢したいとき、旅行者なら旅の疲れを癒したいときのご褒美として位置づけられています。

海外ではあまり湯船に入る機会がないので、スパに行って温かいお風呂に浸かりたい…なんて思う人も多いはず。

しかし実際は日本人が想像するようなものではなく、とくに旅行者で考えている人にはストップをかけたいと思いますw

私はアブルッツォのスパを二か所行ったことがあるので、その感想をお伝えします。

 

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そもそもスパって何?

スパ-SPA-とは本来、リラックスしてリフレッシュしたり、健康に基づくことならスパという看板を挙げてもいいと、日本の友達から教えてもらいました。

イタリア人は日本の温泉施設のこともスパと言います。

イタリアのスパも日本の温泉宿泊施設と同様に、大浴場・レストラン・宿泊施設・マッサージがあります。

宿泊もできますし、日帰りでスパ(大浴場)のみの利用、もしくは食事付きも可能です。

日本の温泉施設や健康ランドと大きく違うのが、男女共用になっているため水着着用、そしてバスローブを常に使用しています。

そのため水着・バスローブ・ビーチサンダル・水泳キャップ(場所による)を持っていく必要があるため少し手間ですよね。

 

ぬるすぎる水温

お風呂というか、どちらかと言うと温水プールの水温でとてもぬるいです。

日本人が期待する温度ではないため、全然体があったまらず、むしろ浴槽から出るとブルブルと体が震えるほど寒くて仕方がありません。

かと言って湯舟もぬるいため全く「あ~極楽極楽」みたいな気分にはなれません笑

食事つきの場所に行きましたが、食事をするときも濡れた体にバスローブを羽織って食事するため寒くて仕方がありませんでした。

一緒に行ったイタリア人も寒がっていました…笑

 

数種類のサウナもあり楽しめる

サウナは日本と同じように熱いので、寒くなったらサウナに行く…という救いでした。

(そもそもサウナって北ヨーロッパのフィンランドが発祥って知ってました?)

私設によりますが数種類のタイプがあり、ちょっとアトラクション感覚で楽しいは楽しいです。

私が行ったところにはトルコ式のお風呂もありましたが、有料だったのでチラッと覗くだけでしたが、シーシャを楽しんでいる人もいました。

 

優しいマッサージ

マッサージは別途支払います。(もしくはセットになっているプラン)

しかし、日本の圧のかかったマッサージではなく、撫でるゾクゾクするようなマッサージで、日本のマッサージに慣れている人には向いてません。

外国人からしてみれば「日本のマッサージは強すぎる、全然リラックスできない。痛い」と言う人もいるため、どちらのタイプが好みかは人それぞれでしょうね。

 

食事の感想

スパでの食事は私は一か所しか経験がないので、そこのみのレビューになってしまいますが…。

コース料理というよりは、オードブルのようないくつもの種類が少量ずつでした。

結果、全くお腹が満たされず、男性ならかなり物足りないです。

そして味は、数種類あるので美味しいものは美味しいですが、微妙なのもあり、そしてイカ(カラマリ)ばっかだったから飽きた!

正直なことを言うと、この値段でコレは高すぎる!!!

 

料金はいくら?

日帰りでスパ(大浴場)のみの利用の場合、およそ5000円。

マッサージは短いコースで、20分およそ4000円。

食事付きの場合はプラス2500円ほどなので、日帰り食事つきで7500円ほど。

宿泊はしたことないのでわかりませんが、やはり普通のホテルよりはリッチな値段になるでしょう。

日帰りでこんなに高く、しかも水温もぬるいし、割に合ってません。

しかし高いだけあって雰囲気はとてもいいので、贅沢しに来たという気分にはなります。

 

熱い湯が欲しいなら天然のテルメへ

イタリアも大昔は温泉が好まれていて、今でもテルメ(温泉)はあります。

通常、スパも源泉から引いているのですが、何故かぬるいです。(多分、イタリア人の好む温度に合わせているのでしょうけど)

テルメに行きたいとイタリア人に言っても、スパを紹介される場合もあります。

天然の管理されていないテルメは源泉が湧き出ているため、熱いお湯が出ているところもあるらしいのですが、更衣室やシャワーは併設されていません。

ハードルは高いですがでも一度行ってみたいです。

 

まとめ

私はスパはオススメしません。

高い料金払って行く価値は、とくに日本人にはない気がします。(日本人の好みの温度とは違うため)

だったら同じ料金で美味しいものを食べた方がいいですね。

もし、それでも行きたいという人は、予約は必須ですし、水着やガウン、サンダルなど持参するものが多いのでちゃんとチェックしてくださいね。

宿泊する人はガウンやサンダルは貸してくれる施設もあります。

 

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コメント

  1. Erika より:

    私温泉好きなのでテルメいいなと思いましたが、更衣室ないんですね!
    イタリア人はどうしているのでしょうか笑
    足湯感覚なら気軽に入れそうですね!
    あと前記事のお風呂事情…確かにイタリア人あまりお風呂に入らないですよね。友人宅に泊めてもらったときは私もお風呂入りたいと言い出せず気をつかいました…笑

  2. ネギ より:

    >Erikaさん
    テルメはシャワーも更衣室もないので、水着を来て入ってそのあとタオルでふいて着替えて(なんとか)車に戻るんだと思います。だから、日本人の温泉感覚で行くとだいぶ違いますね(^_^;)でも日本でも無料で水着を来て男女混浴というところもあるので、そんな感じかなと思います。体をきれいするところというより、リラックスする場所と考えたらいいのかと…私はテルメにまだ行ったことがないのでわかりませんが…!
    お風呂事情ですが、まだ私も手探り途中ですが、この間日本人のお友達にも聞いたので近々upしますね!

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