「付き合う」ってイタリア語で何て言うの?交際までの流れは?

「付き合う 英語」で検索かけたことありませんか?

そうすると、いくつか熟語が出てきてよく理解できず「結局付き合うって英語でなんて言うの!?」というモヤモヤした経験が私にはありますw

イタリアも含め、欧米と日本では「恋人同士になるまで」の文化が少し違います。

今回は、イタリアではどのように男女が交際を始めるのか、イタリア語でなんと言うのか解説します!

 

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Vuoi uscire con me? 一緒に出かけない?

よく映画とかでも以下のようによく意訳されます。

-Vuoi uscire con me?
付き合わない?

でも直訳は「私とでかけない?」

日本語では「付き合わない?」と意訳されますが、イタリアでは「交際する」というほど大きな意味を持ちません。

つまり、カップルとしての成約は成り立っているわけではないのです。

 

この言葉は「あなたのことが気になっているから、もっと知るためにデートしたい」という意味も含まれて使われているので、誘われた側も察するだろう暗黙の了解もあります。

「彼は私のこと好きなんだ!」みたいな。

なので「付き合っている」という大きな効力はなくても、他の異性とでかけてもいい、という訳ではありません。

他の異性とでかけているのを相手が知ったら、「私とは遊びだったのね」「私のことは興味ないのね」と思われてしまいます。

 

しかしVuoi uscire con me?は友達間でも使える言葉でもあり、誘われた側は「友達としてだと思っていた」というすれ違いの可能性も無きにしも非ず。

 

Vorrei frequentarti. 付き合いたいんだけど…

もしくはVorrei mettermi con te.と言います。

「きみと付き合いたいんだけど…」

意味合いは結構日本語に近いかもしれません。

これを言ってOKしたら、二人はカップル成立ということです!

しかし、日本語の「付き合う」という言葉よりも常用されないため、この言葉を言う必要/待つ必要はないそうです。

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欧米では「付き合う」はハッキリしない

つまり、イタリアでは「私たち付き合っているのか否か」という区別を日本ほどハッキリつけません。

なんとなーく、一緒にでかけていい感じだし、私たち付き合っているよね?というのがイタリアンスタイル?w

意思疎通で感じ取る、かな?

 

なので、もちろん勘違いは生まれます。

「私の彼氏です!」と紹介したら、男の方は内心「え??彼氏のつもりないだけど!!」ということも。

この場合は、のちほど話し合いが行われますw

 

いつ恋人と認識していいの!?

じゃあ、いつお互いが「付き合っている」っていう考えになるの!?

ですが、やはり「なんとなく私たち付き合ってるよね」と意思疎通になるか、さっきも言ったように互いのすれ違いから話し合いになるか、「私たちって付き合っているの?」という質問をして明白になるか、です。

日本人からするとモヤモヤするかもしれませんね。

 

恋人の紹介の仕方

イタリア語では二種類あります。

Il mio ragazzo/ La mia ragazza

直訳すると、私の男の子/僕の女の子です。

つまり彼氏・彼女ということ。

-Questo è il mio ragazzo.
この人は私の彼氏です。

 

もう一つの言い方は

(Il) mio fidanzato/ (La) mia fidanzata

※定冠詞はつけてもつけなくてもok

直訳すると、私の婚約者/僕の婚約者です。

しかし、日本と違ってイタリアの場合はもっとフランクに「婚約者」という言葉を使われています。

結婚を前提ではある使い方ですが、いつか結婚するかもしれないけど今はとくに考えていないカップルの場合も使われます。

なので将来をまだ見据えていない学生カップルでも、fidanzatoを使います。

-Questo è mio fidanzato.
この人は私の彼氏です。

 

RagazzoとFidanzatoの違い

今の世の中、大して違いはないみたいです。

強いて言えば、fidanzato/aの方が結婚するために付き合っている、というニュアンスは多少あります。

とは言え、ほぼ区別なく使われています。

 

日本は「付き合う」にこだわる文化

日本人はやたら「付き合っている」という言葉に価値を見出します。

「付き合ってと言われてないし…」

「私と付き合ってください!」

「昨日合コンで知り合った彼に告白されて、付き合うことになったの」

なんて中には知り合った当日に付き合った、なんて人もいます。

そういう意味では、イタリアのほうが誠実で慎重なのかもしれません。

(お互いよく知りもせずに付き合うということはあまりしないので)

 

まとめ

日本人は「付き合う」という言葉の成約をしてから、カップル成立するという考え(の人が多い)です。

中には、恋人らしい行動をしていてお互いが好きだと認識していても、「でもあなたたち付き合ってないんでしょう?」なんてうるせーやっかみ女もいます。

イタリアでは「付き合っているのかどうか」は初めのうちはあまりハッキリしません。

 

とは言え、そこまで日本の文化とイタリアの文化が違うわけではありません。

「あ、私たち付き合ってたんだ」と後から認識したことも私も日本で過去にありますし、イタリア人も「付き合いたい」だとか、「彼女になって」などと白黒ハッキリ言ってくる人もいると思います。

 

もし異性からVuoi uscire con me?と誘われた場合は、「あなたのことが気になっている」「二人だけでデートしたい」という意味の可能性もあるので、嬉しかったら満面の笑みでOKを、興味がなければ期待を持たす前に断りましょう!

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